現在は当たり前に使われている言葉「台風」。
昔は「颱風」と書かれていました。
今回の筆文字作品『颱風』をきっかけに、台風という言葉の歴史を少し掘り下げてみます。
現代では「台風」という言葉が一般的ですが、昔から同じ呼び名だったわけではありません。
古くは「野分(のわき)」という言葉が使われていました。野の草を吹き分けるほど強い風という意味で、平安時代にはすでに使われていたとされています。
今でいう台風とまったく同じ意味ではありませんが、暴風雨を伴う強い風を表す言葉とされていたようです。
その後、近代になると中国語由来の「颱風」という表記が広まり、気象用語として定着していきました。
戦前から戦後しばらくにかけては「颱風」という表記が広く使われていましたが、戦後の漢字整理によって、複雑な旧字体を簡略化する流れが進みます。
その結果、「颱」は「台」に置き換えられ、現在の「台風」が一般的になりました。
意味は同じですが、「颱風」と書くと威圧感があって圧倒的な風の強さも伝わってくる感じがしませんか?
ところで、日本では「台風」と呼ばれる嵐も、海外では別の名前で呼ばれています。
ちなみに英語の「Typhoon」の語源には諸説あり、中国語の「大風」が由来の一つと考えられています。
名前は違いますが、いずれも熱帯の海で発生する強い低気圧で、基本的には同じ種類の気象現象。
つまり、日本周辺を含む北西太平洋で発生すれば台風(Typhoon)、アメリカ周辺の海域で発生すればハリケーン、インド洋周辺で発生すればサイクロンと呼ばれるんです。
6月に九州北部地方へ台風が接近したのは7年ぶりだそうです。
レベル4の危険警報が相次いだ台風6号「チャンミー」をきっかけに、今回はあえて旧字体の『颱風』を書いてみました。
普段見慣れている「台風」よりも、「嵐」という言葉を連想させるような力強さを感じます。
どうか大きな被害が出ませんように。
昔は「颱風」と書かれていました。
今回の筆文字作品『颱風』をきっかけに、台風という言葉の歴史を少し掘り下げてみます。
昔の人は「台風」を何と呼んでいた?
現代では「台風」という言葉が一般的ですが、昔から同じ呼び名だったわけではありません。
古くは「野分(のわき)」という言葉が使われていました。野の草を吹き分けるほど強い風という意味で、平安時代にはすでに使われていたとされています。
今でいう台風とまったく同じ意味ではありませんが、暴風雨を伴う強い風を表す言葉とされていたようです。
その後、近代になると中国語由来の「颱風」という表記が広まり、気象用語として定着していきました。
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「颱風」が「台風」になった理由
戦前から戦後しばらくにかけては「颱風」という表記が広く使われていましたが、戦後の漢字整理によって、複雑な旧字体を簡略化する流れが進みます。
その結果、「颱」は「台」に置き換えられ、現在の「台風」が一般的になりました。
意味は同じですが、「颱風」と書くと威圧感があって圧倒的な風の強さも伝わってくる感じがしませんか?
ハリケーンやサイクロンとの違いは?
ところで、日本では「台風」と呼ばれる嵐も、海外では別の名前で呼ばれています。
| 発生地域 | 呼び名 | 主な国・地域 |
|---|---|---|
| 北西太平洋 | Typhoon(タイフーン) | 日本、フィリピン、中国、台湾、ベトナムなど |
| 北大西洋、北東太平洋 | Hurricane(ハリケーン) | アメリカ、メキシコ、カリブ海諸国など |
| インド洋、南太平洋周辺 | Cyclone(サイクロン) | インド、バングラデシュ、オーストラリア、フィジーなど |
ちなみに英語の「Typhoon」の語源には諸説あり、中国語の「大風」が由来の一つと考えられています。
名前は違いますが、いずれも熱帯の海で発生する強い低気圧で、基本的には同じ種類の気象現象。
つまり、日本周辺を含む北西太平洋で発生すれば台風(Typhoon)、アメリカ周辺の海域で発生すればハリケーン、インド洋周辺で発生すればサイクロンと呼ばれるんです。
筆文字『颱風』
6月に九州北部地方へ台風が接近したのは7年ぶりだそうです。
レベル4の危険警報が相次いだ台風6号「チャンミー」をきっかけに、今回はあえて旧字体の『颱風』を書いてみました。
普段見慣れている「台風」よりも、「嵐」という言葉を連想させるような力強さを感じます。
どうか大きな被害が出ませんように。
筆文字『颱風』(2026年 制作)