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「颶風(ぐふう)」とは?昔の台風の呼び名と台風15号の珍しい進路

「颶風」(ぐふう)って何のことかわかりますか?
台風を指す古い気象用語なんだそうです。

現在、日本の周辺では台風13号・15号・16号のトリプル台風となっています。
なかでも台風15号は、8月11日に東北南部から関東へ接近・上陸する予想。
お盆休みの移動にも影響が心配されます。


「颶風」の意味と由来


「颶風」は「ぐふう」と読み、激しい暴風・大嵐を意味する言葉です。
特に、熱帯低気圧や温帯低気圧に伴う台風のような強い風を伴う嵐を指す古い気象用語。
英語のハリケーン(Hurricane)の意訳として使われることもあったようです。
もともと中国語由来の言葉で、「颶」という漢字そのものにも「つむじかぜ」「激しい風」といった意味があります。


他にもある!昔の台風の呼び名


台風に関係する言葉、実はこんなにあります。
呼び方 読み方 時代・文献
暴風 あからさまかぜ 奈良時代 『日本書紀』
野分 のわき 平安時代 『枕草子』『源氏物語』、鎌倉時代 『徒然草』
颶風 ぐふう 江戸時代
大風 おおかぜ・たいふう 明治以降
颱風 たいふう
タイフーン タイフーン
台風 たいふう 現代

あなたはどの呼び方がしっくりきますか?

タイフーン/ハリケーン/サイクロン、何が違う?


台風は英語で「typhoon(タイフーン)」。
「hurricane(ハリケーン)」も、台風と同じ熱帯低気圧の仲間ですが、主に北大西洋や北東太平洋などで発生したものをこう呼びます。

一方、インド洋や南太平洋などでは「cyclone(サイクロン)」という呼び方が使われます。
つまり、ざっくり言うと以下のイメージです。
呼び方 日本語 地域
typhoon 台風 日本など北西太平洋
hurricane ハリケーン 北大西洋・北東太平洋
cyclone サイクロン インド洋・南太平洋など


トリプル台風、台風15号は珍しい進路?


8月10日現在、日本周辺では台風13号・台風15号・台風16号の3つが存在する「トリプル台風」となっています。

このうち台風15号は、日本の東の海上を北西へ進み、8月11日に東北南部から関東へ接近・上陸する予想。
福島県または茨城県から上陸すれば、1951年の統計開始以来初めてとなるため、今回は珍しい進路だと感じるのも納得です。

台風が日本列島に上陸する場合、九州や四国、本州の太平洋側などが多く、東北地方の太平洋側への上陸は非常に珍しいケース。
実際、2016年の台風10号が岩手県大船渡市付近に上陸した際には、東北地方の太平洋側への台風上陸は1951年の統計開始以来初めてでした。

今回もし台風15号が福島県または茨城県に上陸すれば、さらにその北側である東北南部・関東北部へ直接上陸するという、これまで統計上なかったケースになります。

台風15号の進路は、南から日本列島へ近づいてくる典型的な台風とは明らかに違う動き。
お盆休みの移動と重なるだけに、今後の台風進路予想から目が離せません。


「山の日」からのお盆休み、台風情報に注意


8月11日は「山の日」。お盆休みと重なり、帰省や旅行、レジャーなどで移動する人も多い時期です。

今年はその「山の日」に台風15号が関東地方などへ接近する予想となっているため、交通機関への影響も気になります。

台風が近づくと、強風や大雨だけでなく、高波や土砂災害などにも注意が必要。
台風の中心が通る場所から離れていても、大きな影響を受けることがあります。
お出かけの際は、最新の気象情報をご確認のうえ、十分にお気をつけください。

今回の筆文字は『颶風』でした!

筆文字アート『颶風』(2026年 制作)

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