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国民栄誉賞の日|歴代受賞者と記念品一覧・辞退者まとめと意外な受賞要件

9月5日は「国民栄誉賞の日」
1977年のこの日、プロ野球選手だった王貞治さんが第1号の受賞者となりました。
今回は国民栄誉賞の意外な!?雑学と歴代受賞者一覧を、王さんの言葉の筆文字作品とともにご紹介します。


9月5日は「国民栄誉賞の日」


「国民栄誉賞」は、1977年8月30日に創設された表彰制度。
内閣総理大臣が、広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があった人などを、その栄誉をたたえて表彰します。

この第1号となったのが王貞治さん。
1977年9月3日に通算本塁打の当時の世界記録となる756号を達成し、9月5日に国民栄誉賞を受賞しました。


国民栄誉賞に「日本国籍」という受賞要件はない


「国民栄誉賞」という名前だけを見ると日本人限定のようにも思えますが、表彰規程には「日本国籍を有する者」という条件は書かれていません。
「表彰の対象」は、国民栄誉賞の目的に照らして内閣総理大臣が表彰することを適当と認めるもの、とされています。

第1号の受賞者である王貞治さんは、日本で生まれ育ち、長く日本の野球界で活躍しましたが、帰化はしておらず「中華民国籍」(実務上は「台湾籍」とも)を保持しています。

現在までの受賞者を見ても、日本国籍ではない受賞者として確認できるのは王さんただ一人です。


国民栄誉賞の歴代受賞者一覧


1977年に創設された国民栄誉賞は、2026年8月4日の髙木美帆さんまで、個人28人と1団体が受賞しています。
スポーツ選手だけでなく、作曲家、俳優、歌手、漫画家、映画監督、将棋棋士、囲碁棋士など、さまざまな分野で活躍した人が名を連ねています。

氏名・団体 受賞年 どんな人? 本人への記念品
王 貞治 1977年 プロ野球選手 鷲のはく製
古賀 政男 1978年 作曲家 没後受賞
長谷川 一夫 1984年 俳優 没後受賞
植村 直己 1984年 冒険家 没後受賞
山下 泰裕 1984年 柔道選手 置き時計
衣笠 祥雄 1987年 プロ野球選手 銀製レリーフ
美空 ひばり
(加藤 和枝)
1989年 歌手 没後受賞
千代の富士
(秋元 貢)
1989年 大相撲力士 青磁製壺
藤山 一郎
(増永 丈夫)
1992年 歌手 懐中時計
長谷川 町子 1992年 漫画家 没後受賞
服部 良一 1993年 作曲家 没後受賞
渥美 清
(田所 康雄)
1996年 俳優 没後受賞
吉田 正 1998年 作曲家 没後受賞
黒澤 明 1998年 映画監督 没後受賞
高橋 尚子 2000年 マラソン選手 腕時計(パテック・フィリップ)
遠藤 実 2009年 作曲家 没後受賞
森 光子
(村上 美津)
2009年 俳優 腕時計(オメガ)
森繁 久彌 2009年 俳優 没後受賞
なでしこジャパン 2011年 FIFA女子ワールドカップ ドイツ2011 日本女子代表チーム 熊野筆の化粧筆7点セット
吉田 沙保里 2012年 レスリング選手 金色の真珠ネックレス(ミキモト)
大鵬
(納谷 幸喜)
2013年 大相撲力士 没後受賞
長嶋 茂雄 2013年 プロ野球選手 純金製バット
松井 秀喜 2013年 プロ野球選手 純金製バット
伊調 馨 2016年 レスリング選手 金色の西陣織帯
羽生 善治 2018年 将棋棋士 七宝彩釉群鶴文硯箱と硯、筆などのセット
井山 裕太 2018年 囲碁棋士 七宝彩釉群鶴文硯箱と硯、筆などのセット
羽生 結弦 2018年 フィギュアスケート選手 記念品辞退
国枝 慎吾 2023年 車いすテニス選手 ペアの腕時計
髙木 美帆 2026年 スピードスケート選手 包丁10本セット


国民栄誉賞の規程では、基本となる授与品は表彰状と盾で、記念品は「添えることができる」とされています。そのため、記念品は全員が同じものではありません。
記念品に個性的な品が選ばれているのも、国民栄誉賞の興味深いところです。


受賞を辞退した人もいる!


国民栄誉賞は、すべての打診がそのまま受賞につながるわけではありません。
これまでに、福本豊さん(野球選手)、古関裕而さん(作曲家)、イチローさん(野球選手)、大谷翔平さん(野球選手)が辞退しています。

特にイチローさんは3回。2001年、2004年、2019年に打診されましたが、いずれも辞退しました。2001年は「まだ28歳で発展途上」、2004年は現役中の受賞を固辞し、2019年の現役引退後も辞退しています。

福本豊さんは1983年、古関裕而さんは1989年に打診されました。
古関さんの場合は本人が亡くなった後で、遺族が辞退。
2021年には大谷翔平さんも「まだ早い」と辞退しました。


『ときには嵐のような逆風が人を強くする』


一本足打法で868本の本塁打を放ち、長く日本のプロ野球を代表する選手として活躍した王貞治さん。
今回の筆文字『ときには嵐のような逆風が人を強くする』は、その王さんの言葉として知られています。

今まさに「嵐」のような状況に向き合っている人に届きますように。

筆文字アート『ときには嵐のような逆風が人を強くする』(2026年 制作)

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