今回の筆文字作品は、『七転八起(しちてんはっき)』
見た目がよく似ている言葉に「七転八倒」がありますが、最後の一文字が「倒れる」か「起きる」か。この1字の差って大きいですよね。
まずは、それぞれの言葉について整理しておきます。
この「七転び八起き」という言葉を聞いて、「ダルマ(達磨)」を思い浮かべる人も多いと思います。ダルマの置物は、底が重くなっていて、どんなに倒されてもすぐに起き上がりますよね。
この「起き上がり小法師(おきあがりこぼし)」のようなしぶとさが、まさに七転八起の精神です。禅宗の開祖である達磨大師が、九年もの間、壁に向かって座禅を組み続けたという厳しい修行の逸話がもとになっています。単に「立ち上がる」だけでなく、どんなに打ちのめされても「折れない心」を持つことの象徴として、古くから日本人の暮らしに根付いてきたんですね。
「七転八起」という言葉には、不思議な強さがあります。七回転んだなら、起き上がるのは七回でいいはずですよね。それなのになぜ「八回」なのか。
これには、人間が生まれたときに「最初に起き上がる(立ち上がる)」ことが人生のスタートだから、という考え方があるそうです。人はもともと、自力で起き上がる力を持ってこの世にやってきたということ。何度転んでも、その回数以上に起き上がる力が、自分の中には備わっている……そう思うと、少しだけ心が軽くなる気がします。
今日、もし転んでしまったとしても、それはまた新しい一歩の始まり。そんなふうに自分を励ましながら、毎日を積み重ねていきたいものです。
見た目がよく似ている言葉に「七転八倒」がありますが、最後の一文字が「倒れる」か「起きる」か。この1字の差って大きいですよね。
それぞれの読み方と意味
まずは、それぞれの言葉について整理しておきます。
● 七転八倒(しちてんばっとう)
激しい苦痛のあまり、転げ回って苦しむこと。または、ひどく混乱していることのたとえ。
【例文】
・突然の激痛に、一晩中七転八倒して苦しんだ。
・相次ぐトラブルに見舞われ、現場は七転八倒の混乱ぶりだ。
激しい苦痛のあまり、転げ回って苦しむこと。または、ひどく混乱していることのたとえ。
【例文】
・突然の激痛に、一晩中七転八倒して苦しんだ。
・相次ぐトラブルに見舞われ、現場は七転八倒の混乱ぶりだ。
● 七転八起(しちてんはっき)
何度失敗してもめげず、奮起して立ち直ること。「七転び八起き(ななころびやおき)」とも。転じて、人生には浮き沈みが多いことのたとえにも使われる言葉です。
【例文】
・一度の失敗で諦めず、七転八起の精神で挑戦し続ける。
・人生は七転び八起きだ。今が苦しくても、また這い上がればいい。
何度失敗してもめげず、奮起して立ち直ること。「七転び八起き(ななころびやおき)」とも。転じて、人生には浮き沈みが多いことのたとえにも使われる言葉です。
【例文】
・一度の失敗で諦めず、七転八起の精神で挑戦し続ける。
・人生は七転び八起きだ。今が苦しくても、また這い上がればいい。
「七転び八起き」とダルマ
この「七転び八起き」という言葉を聞いて、「ダルマ(達磨)」を思い浮かべる人も多いと思います。ダルマの置物は、底が重くなっていて、どんなに倒されてもすぐに起き上がりますよね。
この「起き上がり小法師(おきあがりこぼし)」のようなしぶとさが、まさに七転八起の精神です。禅宗の開祖である達磨大師が、九年もの間、壁に向かって座禅を組み続けたという厳しい修行の逸話がもとになっています。単に「立ち上がる」だけでなく、どんなに打ちのめされても「折れない心」を持つことの象徴として、古くから日本人の暮らしに根付いてきたんですね。
達磨大師の教え「気は長く、心は丸く…」をみる
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なぜ「八回目」に起きるのか
「七転八起」という言葉には、不思議な強さがあります。七回転んだなら、起き上がるのは七回でいいはずですよね。それなのになぜ「八回」なのか。
これには、人間が生まれたときに「最初に起き上がる(立ち上がる)」ことが人生のスタートだから、という考え方があるそうです。人はもともと、自力で起き上がる力を持ってこの世にやってきたということ。何度転んでも、その回数以上に起き上がる力が、自分の中には備わっている……そう思うと、少しだけ心が軽くなる気がします。
今日、もし転んでしまったとしても、それはまた新しい一歩の始まり。そんなふうに自分を励ましながら、毎日を積み重ねていきたいものです。
筆文字『七転八起』(2026年 制作)