最近、サウナブームとともに日常でもよく耳にするようになったこの言葉。
『ととのう』
3月7日は「サウナの日」「サウナ健康の日」。サウナをこよなく愛する「サウナー」、サウナに通う活動「サ活」、そしてその後の楽しみである「サ飯」など、今やサウナは単なる入浴を超えた、心身を調律するための大切な文化となっています。
今回は、サウナーの間で「究極のリフレッシュ状態」を指す言葉として親しまれている、この清々しい響きを筆文字のアートにしました。
サウナ用語としてはおなじみの「ひらがな表記」
改めて書いてみると、漢字の『整う』よりも、心がふんわりと解けていくような柔らかさがあって素敵ですよね。
筆文字の曲線が持つ温かみも、このひらがなの空気感にぴったり馴染む気がします。
韓国のチムジルバン文化と「ととのう」
「ととのう」という感覚、お隣の韓国では「チムジルバン(찜질방)」がその代表格かもしれません。
私の夫は韓国人なんですが、韓国の人たちにとってチムジルバンは、家族や友人とゆったり過ごしながら心身をリセットする、とても身近な場所。
羊の角のようにタオルを巻く「ヤンモリ(羊頭=양머리)」をしてくつろぐあの時間は、まさに韓国流の『ととのう』儀式です。韓ドラ好きの方なら、きっと一度は見たことがあるシーンですよね。
熱いサウナと冷たい水風呂、そして心地よい休憩。国は違えど、汗とともに日々の澱(よど)みを流し、フラットな自分に戻る文化は共通しています。
チムジルバンから上がった後の、あのポカポカとした幸福感。そんな温かなリセットのイメージも、今回の作品には込めています。
日常の中で、自分を整えるということ
もちろん、毎日サウナやチムジルバンに行けるわけではありません。
でも、お気に入りの飲み物をゆっくり味わったり、ほんの数分だけスマホを置いて深呼吸をしたり、あるいは好きな音楽に耳を傾けたり。そんな日常のささやかな瞬間の積み重ねでも、私たちは自分自身を「ととのえる」ことができます。
大切なのは、外側の喧騒から一度離れて、自分の内側のリズムに意識を向けること。頭の中のノイズを少しずつ消していき、本来あるべき「中心」へと自分を戻していく時間は、現代を生きる私たちにとって、何よりの贅沢かもしれません。
「最近、ちょっと余裕がないな」と感じているあなたへ。
この『ととのう』という言葉が、忙しい毎日のふとした瞬間に、心に静かな余白を作るきっかけになれば嬉しいです。
あなたは今日、どんな方法で自分を「ととのえ」ますか?
それぞれのやり方で、心地よい自分を取り戻していきましょう。