このグラスを見て、「文字はどうやって入れているの?」と聞かれることがあります。
今日の作品は、以前『感謝』の手書き筆文字でつくったオリジナルグラス。
プリントしたのではなく、ガラスそのものを削って文字を浮かび上がらせています。
この技法は「サンドブラスト」と呼ばれます。その名の通り、細かい砂(研磨材)を圧縮空気で吹き付けて、ガラスの表面を薄く削り取っていく手法です。
露出していた文字部分だけが曇りガラスのように削り取られ、文字がグラスに浮かび上がります。
プリントとは違い、物理的に彫り込まれているため、洗っても文字が消えることはありません。指で触れると、凹凸が感じられるのも、サンドブラストならではの醍醐味です。
3月10日は「サンドブラスト彫刻の日」。
こうした技術に支えられて、私の筆文字もまた新しい表現の場を広げることができています。
ただ、この作業……私にとっては、筆ペンで紙に書くのとは比べものにならないくらい難易度が高いんです。
何より細かいカッティング作業が本当に苦手で…
かなりの集中力と根気をもってしても、筆の勢いや繊細なカスレをカッティングで再現していくのは、私には無理無理(笑)
特に泣かされるのが「落款(らっかん)」。
作品の仕上げに欠かせない小さな印ですが、グラスという限られたスペースで細かく彫るのは至難の業。お気に入りの立派な落款印のデザインを入れたいのは山々なんですが、私の技術ではどうしても太刀打ちできず……。
結局、今の私には、手書きの「み」をなんとか彫り入れることが精一杯。
でも、そんな悪戦苦闘の末に完成した「み」の落款を見ると愛おしくなりますwww
光を通すと、彫り込まれた『感謝』の文字が柔らかく浮かび上がり、飲み物を注ぐたびに違った表情を見せてくれる――私の書いた文字が新しい命を吹き込まれたような、そんな喜びを感じるお気に入りのグラスです。
和紙に書くときのようなスムーズさはないけれど、苦労してガラスに刻んだ文字には、紙とはまた違った力強さが宿る気がします。
こうしたオリジナルグラスを手に取ったとき、みなさんはどうされますか?
「お気に入りの飲み物を入れて、日常の中でどんどん使いたい!」という使う派の方。
「大切な記念品だから、眺める場所に大切に置いておきたい」という飾る派の方。
どちらが正解というわけではありませんが、手元にあるその瞬間、心がふっと温かくなるような作品でありたいなと思っています。
3月10日のサンドブラスト彫刻の日。身近にあるガラス製品や、そこに刻まれたデザインに、少しだけ目を向けてみてはいかがでしょうか。
今日の作品は、以前『感謝』の手書き筆文字でつくったオリジナルグラス。
プリントしたのではなく、ガラスそのものを削って文字を浮かび上がらせています。
砂を吹き付けて削る技法「サンドブラスト」
この技法は「サンドブラスト」と呼ばれます。その名の通り、細かい砂(研磨材)を圧縮空気で吹き付けて、ガラスの表面を薄く削り取っていく手法です。
このグラスをつくったときの手順は、ざっくりとこんな感じ↓
① デザインした文字をマスキングシートに書く(または印刷)
② グラスに貼る
③ 文字をデザインカッターでくり抜いていく
④ 上から砂を吹き付ける
⑤ マスキングシートを剥がす
プリントとは違い、物理的に彫り込まれているため、洗っても文字が消えることはありません。指で触れると、凹凸が感じられるのも、サンドブラストならではの醍醐味です。
3月10日は「サンドブラスト彫刻の日」。
こうした技術に支えられて、私の筆文字もまた新しい表現の場を広げることができています。
「書く」のとは違う、カッティング作業の難しさ
ただ、この作業……私にとっては、筆ペンで紙に書くのとは比べものにならないくらい難易度が高いんです。
何より細かいカッティング作業が本当に苦手で…
かなりの集中力と根気をもってしても、筆の勢いや繊細なカスレをカッティングで再現していくのは、私には無理無理(笑)
特に泣かされるのが「落款(らっかん)」。
作品の仕上げに欠かせない小さな印ですが、グラスという限られたスペースで細かく彫るのは至難の業。お気に入りの立派な落款印のデザインを入れたいのは山々なんですが、私の技術ではどうしても太刀打ちできず……。
結局、今の私には、手書きの「み」をなんとか彫り入れることが精一杯。
でも、そんな悪戦苦闘の末に完成した「み」の落款を見ると愛おしくなりますwww
光を通すと、彫り込まれた『感謝』の文字が柔らかく浮かび上がり、飲み物を注ぐたびに違った表情を見せてくれる――私の書いた文字が新しい命を吹き込まれたような、そんな喜びを感じるお気に入りのグラスです。
あなたは「使う派」?それとも「飾る派」?
和紙に書くときのようなスムーズさはないけれど、苦労してガラスに刻んだ文字には、紙とはまた違った力強さが宿る気がします。
こうしたオリジナルグラスを手に取ったとき、みなさんはどうされますか?
「お気に入りの飲み物を入れて、日常の中でどんどん使いたい!」という使う派の方。
「大切な記念品だから、眺める場所に大切に置いておきたい」という飾る派の方。
どちらが正解というわけではありませんが、手元にあるその瞬間、心がふっと温かくなるような作品でありたいなと思っています。
3月10日のサンドブラスト彫刻の日。身近にあるガラス製品や、そこに刻まれたデザインに、少しだけ目を向けてみてはいかがでしょうか。