今回の手書き筆文字は、
七十二候の『蚯蚓出』。
「蚯蚓」、読めますか?
正解は、「みみず」。
なかなか読めない難読漢字ですよね。
「蚯蚓出(みみずいずる)」は、二十四節気「立夏」の次候にあたる七十二候のひとつ。冬の間は土の中にいたみみずたちが、あたたかくなった地上へ這い出てくる頃を表しています。
昔の人は、こうした小さな生き物や自然の変化から、季節の移ろいを感じ取っていたんですね。
日本には、季節を細やかに表現する「二十四節気」(にじゅうしせっき)と「七十二候」(しちじゅうにこう)という暦があります。
二十四節気は1年を24に分けた季節の区切り。
さらにそれを約5日ごとに分けたものが七十二候です。
「蛙が鳴き始める頃」
「虹が見え始める頃」
「みみずが地上へ出てくる頃」
そんな自然の変化を言葉にして残しているところに、昔の人の感性の豊かさを感じます。
見た目が少し苦手…という人も多いみみずですが、実は土づくりに欠かせない存在です。
土の中を動き回ることで、空気や水が通りやすくなり、ふかふかの土へと変えてくれます。
落ち葉などを分解して、栄養たっぷりの土を作ってくれるため、農業や家庭菜園でも「土の味方」と言われることがあるそうです。
目立たない場所で、静かに大切な役割をしている存在。
そう思うと、ちょっと見え方が変わる気がします。
「蚯蚓出」は、5月10日頃から14日頃にあたる七十二候です。
暦の上では夏が始まる「立夏」の次候。
風が少しやわらかくなって、草木の勢いも増してくる頃ですね。
道ばたや畑の土から、小さな命が動き始める。
そんな自然の変化を、昔の人はちゃんと見つけて、言葉として残していました。
忙しい毎日を過ごしていると、つい見逃してしまいそうな季節のサイン。
でも、七十二候を知ると、何気ない景色にも目が向くような気がします。
「蚯蚓」、読めますか?
正解は、「みみず」。
なかなか読めない難読漢字ですよね。
「蚯蚓出(みみずいずる)」は、二十四節気「立夏」の次候にあたる七十二候のひとつ。冬の間は土の中にいたみみずたちが、あたたかくなった地上へ這い出てくる頃を表しています。
昔の人は、こうした小さな生き物や自然の変化から、季節の移ろいを感じ取っていたんですね。
知っておきたい二十四節気と七十二候
日本には、季節を細やかに表現する「二十四節気」(にじゅうしせっき)と「七十二候」(しちじゅうにこう)という暦があります。
二十四節気は1年を24に分けた季節の区切り。
さらにそれを約5日ごとに分けたものが七十二候です。
「蛙が鳴き始める頃」
「虹が見え始める頃」
「みみずが地上へ出てくる頃」
そんな自然の変化を言葉にして残しているところに、昔の人の感性の豊かさを感じます。
| 季節 | 二十四節気 | 七十二候 |
|---|---|---|
| 春 | (1) 立春(りっしゅん) |
初候:東風解凍(はるかぜこおりをとく) 次候:黄鶯睍睆(うぐいすなく) 末候:魚上氷(うおこおりをいずる) |
| (2) 雨水(うすい) |
初候:土脉潤起(つちのしょううるおいおこる) 次候:霞始靆(かすみはじめてたなびく) 末候:草木萌動(そうもくめばえいずる) |
|
| (3) 啓蟄(けいちつ) |
初候:蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく) 次候:桃始笑(ももはじめてわらう) 末候:菜虫化蝶(なむしちょうとなる) |
|
| (4) 春分(しゅんぶん) |
初候:雀始巣(すずめはじめてすくう) 次候:桜始開(さくらはじめてひらく) 末候:雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす) |
|
| (5) 清明(せいめい) |
初候:玄鳥至(つばめきたる) 次候:鴻雁北(こうがんかえる) 末候:虹始見(にじはじめてあらわる) |
|
| (6) 穀雨(こくう) |
初候:葭始生(あしはじめてしょうず) 次候:霜止出苗(しもやみてなえいずる) 末候:牡丹華(ぼたんはなさく) |
|
| 夏 | (7) 立夏(りっか) ★今ここ |
初候:蛙始鳴(かわずはじめてなく) 次候:蚯蚓出(みみずいずる) 末候:竹笋生(たけのこしょうず) |
| (8) 小満(しょうまん) |
初候:蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ) 次候:紅花栄(べにばなはなさく) 末候:麦秋至(むぎのときいたる) |
|
| (9) 芒種(ぼうしゅ) |
初候:螳螂生(かまきりしょうず) 次候:腐草為螢(くされたるくさほたるとなる) 末候:梅子黄(うめのみきばむ) |
|
| (10) 夏至(げし) |
初候:乃東枯(なつかれくさかるる) 次候:菖蒲華(あやめはなさく) 末候:半夏生(はんげしょうず) |
|
| (11) 小暑(しょうしょ) |
初候:温風至(あつかぜいたる) 次候:蓮始開(はすはじめてひらく) 末候:鷹乃学習(たかすなわちわざをならう) |
|
| (12) 大暑(たいしょ) |
初候:桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ) 次候:土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし) 末候:大雨時行(たいうときどきにふる) |
|
| 秋 | (13) 立秋(りっしゅう) |
初候:涼風至(すずかぜいたる) 次候:寒蝉鳴(ひぐらしなく) 末候:蒙霧升降(ふかききりまとう) |
| (14) 処暑(しょしょ) |
初候:綿柎開(わたのはなはなしべひらく) 次候:天地始粛(てんちはじめてさむし) 末候:禾乃登(こくものすなわちみのる) |
|
| (15) 白露(はくろ) |
初候:草露白(くさのつゆしろし) 次候:鶺鴒鳴(せきれいなく) 末候:玄鳥去(つばめかえる) |
|
| (16) 秋分(しゅうぶん) |
初候:雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ) 次候:蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ) 末候:水始涸(みずはじめてかるる) |
|
| (17) 寒露(かんろ) |
初候:鴻雁来(こうがんきたる) 次候:菊花開(きくのはなひらく) 末候:蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり) |
|
| (18) 霜降(そうこう) |
初候:霜始降(しもはじめてふる) 次候:霎時施(こさめときどきふる) 末候:楓蔦黄(もみじつたきばむ) |
|
| 冬 | (19) 立冬(りっとう) |
初候:山茶始開(つばきはじめてひらく) 次候:地始凍(ちはじめてこおる) 末候:金盞香(きんせんかさく) |
| (20) 小雪(しょうせつ) |
初候:虹蔵不見(にじかくれてみえず) 次候:朔風払葉(きたかぜこのはをはらう) 末候:橘始黄(たちばなはじめてきばむ) |
|
| (21) 大雪(たいせつ) |
初候:閉塞成冬(そらさむくふゆとなる) 次候:熊蟄穴(くまあなにこもる) 末候:鱖魚群(さけのうおむらがる) |
|
| (22) 冬至(とうじ) |
初候:乃東生(なつかれくさしょうず) 次候:麋角解(おおしかのつのおつる) 末候:雪下出麦(ゆきわたりてむぎいずる) |
|
| (23) 小寒(しょうかん) |
初候:芹乃栄(せりすなわちさかう) 次候:水泉動(しみずあたたかきをふくむ) 末候:雉始雊(きじはじめてなく) |
|
| (24) 大寒(だいかん) |
初候:款冬華(ふきのはなはなさく) 次候:水沢腹堅(さわみずこおりつめる) 末候:鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく) |
『蚯蚓(みみず)』ってどんな生き物?
見た目が少し苦手…という人も多いみみずですが、実は土づくりに欠かせない存在です。
土の中を動き回ることで、空気や水が通りやすくなり、ふかふかの土へと変えてくれます。
落ち葉などを分解して、栄養たっぷりの土を作ってくれるため、農業や家庭菜園でも「土の味方」と言われることがあるそうです。
目立たない場所で、静かに大切な役割をしている存在。
そう思うと、ちょっと見え方が変わる気がします。
『蚯蚓出(みみずいずる)』が教えてくれる季節
「蚯蚓出」は、5月10日頃から14日頃にあたる七十二候です。
暦の上では夏が始まる「立夏」の次候。
風が少しやわらかくなって、草木の勢いも増してくる頃ですね。
道ばたや畑の土から、小さな命が動き始める。
そんな自然の変化を、昔の人はちゃんと見つけて、言葉として残していました。
忙しい毎日を過ごしていると、つい見逃してしまいそうな季節のサイン。
でも、七十二候を知ると、何気ない景色にも目が向くような気がします。
筆文字『蚯蚓出』(2026年 制作)