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『蚯蚓出』って読める?|一目でわかる二十四節気・七十二候一覧

今回の手書き筆文字は、 七十二候の『蚯蚓出』
「蚯蚓」、読めますか?

正解は、「みみず」。

なかなか読めない難読漢字ですよね。
「蚯蚓出(みみずいずる)」は、二十四節気「立夏」の次候にあたる七十二候のひとつ。冬の間は土の中にいたみみずたちが、あたたかくなった地上へ這い出てくる頃を表しています。
昔の人は、こうした小さな生き物や自然の変化から、季節の移ろいを感じ取っていたんですね。


知っておきたい二十四節気と七十二候


日本には、季節を細やかに表現する「二十四節気」(にじゅうしせっき)と「七十二候」(しちじゅうにこう)という暦があります。
二十四節気は1年を24に分けた季節の区切り。
さらにそれを約5日ごとに分けたものが七十二候です。

「蛙が鳴き始める頃」
「虹が見え始める頃」
「みみずが地上へ出てくる頃」

そんな自然の変化を言葉にして残しているところに、昔の人の感性の豊かさを感じます。


季節 二十四節気 七十二候
(1) 立春(りっしゅん) 初候:東風解凍(はるかぜこおりをとく)
次候:黄鶯睍睆(うぐいすなく)
末候:魚上氷(うおこおりをいずる)
(2) 雨水(うすい) 初候:土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)
次候:霞始靆(かすみはじめてたなびく)
末候:草木萌動(そうもくめばえいずる)
(3) 啓蟄(けいちつ) 初候:蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)
次候:桃始笑(ももはじめてわらう)
末候:菜虫化蝶(なむしちょうとなる)
(4) 春分(しゅんぶん) 初候:雀始巣(すずめはじめてすくう)
次候:桜始開(さくらはじめてひらく)
末候:雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)
(5) 清明(せいめい) 初候:玄鳥至(つばめきたる)
次候:鴻雁北(こうがんかえる)
末候:虹始見(にじはじめてあらわる)
(6) 穀雨(こくう) 初候:葭始生(あしはじめてしょうず)
次候:霜止出苗(しもやみてなえいずる)
末候:牡丹華(ぼたんはなさく)
(7) 立夏(りっか)
★今ここ
初候:蛙始鳴(かわずはじめてなく)
次候:蚯蚓出(みみずいずる)
末候:竹笋生(たけのこしょうず)
(8) 小満(しょうまん) 初候:蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)
次候:紅花栄(べにばなはなさく)
末候:麦秋至(むぎのときいたる)
(9) 芒種(ぼうしゅ) 初候:螳螂生(かまきりしょうず)
次候:腐草為螢(くされたるくさほたるとなる)
末候:梅子黄(うめのみきばむ)
(10) 夏至(げし) 初候:乃東枯(なつかれくさかるる)
次候:菖蒲華(あやめはなさく)
末候:半夏生(はんげしょうず)
(11) 小暑(しょうしょ) 初候:温風至(あつかぜいたる)
次候:蓮始開(はすはじめてひらく)
末候:鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)
(12) 大暑(たいしょ) 初候:桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)
次候:土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)
末候:大雨時行(たいうときどきにふる)
(13) 立秋(りっしゅう) 初候:涼風至(すずかぜいたる)
次候:寒蝉鳴(ひぐらしなく)
末候:蒙霧升降(ふかききりまとう)
(14) 処暑(しょしょ) 初候:綿柎開(わたのはなはなしべひらく)
次候:天地始粛(てんちはじめてさむし)
末候:禾乃登(こくものすなわちみのる)
(15) 白露(はくろ) 初候:草露白(くさのつゆしろし)
次候:鶺鴒鳴(せきれいなく)
末候:玄鳥去(つばめかえる)
(16) 秋分(しゅうぶん) 初候:雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)
次候:蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)
末候:水始涸(みずはじめてかるる)
(17) 寒露(かんろ) 初候:鴻雁来(こうがんきたる)
次候:菊花開(きくのはなひらく)
末候:蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)
(18) 霜降(そうこう) 初候:霜始降(しもはじめてふる)
次候:霎時施(こさめときどきふる)
末候:楓蔦黄(もみじつたきばむ)
(19) 立冬(りっとう) 初候:山茶始開(つばきはじめてひらく)
次候:地始凍(ちはじめてこおる)
末候:金盞香(きんせんかさく)
(20) 小雪(しょうせつ) 初候:虹蔵不見(にじかくれてみえず)
次候:朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)
末候:橘始黄(たちばなはじめてきばむ)
(21) 大雪(たいせつ) 初候:閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)
次候:熊蟄穴(くまあなにこもる)
末候:鱖魚群(さけのうおむらがる)
(22) 冬至(とうじ) 初候:乃東生(なつかれくさしょうず)
次候:麋角解(おおしかのつのおつる)
末候:雪下出麦(ゆきわたりてむぎいずる)
(23) 小寒(しょうかん) 初候:芹乃栄(せりすなわちさかう)
次候:水泉動(しみずあたたかきをふくむ)
末候:雉始雊(きじはじめてなく)
(24) 大寒(だいかん) 初候:款冬華(ふきのはなはなさく)
次候:水沢腹堅(さわみずこおりつめる)
末候:鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)


『蚯蚓(みみず)』ってどんな生き物?


見た目が少し苦手…という人も多いみみずですが、実は土づくりに欠かせない存在です。
土の中を動き回ることで、空気や水が通りやすくなり、ふかふかの土へと変えてくれます。

落ち葉などを分解して、栄養たっぷりの土を作ってくれるため、農業や家庭菜園でも「土の味方」と言われることがあるそうです。
目立たない場所で、静かに大切な役割をしている存在。

そう思うと、ちょっと見え方が変わる気がします。


『蚯蚓出(みみずいずる)』が教えてくれる季節


「蚯蚓出」は、5月10日頃から14日頃にあたる七十二候です。
暦の上では夏が始まる「立夏」の次候。
風が少しやわらかくなって、草木の勢いも増してくる頃ですね。

道ばたや畑の土から、小さな命が動き始める。
そんな自然の変化を、昔の人はちゃんと見つけて、言葉として残していました。

忙しい毎日を過ごしていると、つい見逃してしまいそうな季節のサイン。
でも、七十二候を知ると、何気ない景色にも目が向くような気がします。

筆文字『蚯蚓出』(2026年 制作)

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3色パステルアートは、脳科学と心理学をベースに開発された独自の技法でパステル画を描いていくので、楽しみながら脳を活性化でき、ストレスや緊張状態から解放されます。
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