2011年3月11日、14時46分。あの日、あの時、あなたは何をしていましたか?
今日の手書き筆文字は、『あの日何をしていましたか?』。
震災から15年という月日が流れた今、改めて自分自身に、そして大切な人たちに問いかけたい言葉です。
テレビから流れる、信じられないような光景。
あの日見た映像を思い出すと、今でも言葉を失います。
都内のオフィスで感じた「無力さ」
あの日、私は都内の職場で仕事中でした。6階のオフィスを突然襲ってきたのは、今までに経験したことがない、ゆっくりと、それでいて大きく不気味に続く揺れでした。
キャスターがついた袖机が、勝手に動き出す光景。私は咄嗟に机の下に潜り込みましたが、ただただ揺れが収まるのを待つことしかできませんでした。
こうした非常事態を前にしたとき、人はなんて無力なんだろう……。
机の下で、その事実をつくづく思い知らされたことを覚えています。
交通機関はすべてストップ。職場から自宅まで、ひたすら歩いて帰りました。
ハイヒールではなかったものの、その日に履いていたのはヒールのあるブーツ。
慣れない道を歩き続け、ようやく自宅に辿り着いたのは4時間半後のことでした。
疲労困憊して玄関を開け、真っ先にテレビをつけた瞬間の光景は忘れることができません。画面に映し出されていたのは、街を飲み込んでいく黒い波。
信じられない映像を前にし、急に恐怖が襲ってきたことを覚えています。
緊急地震速報の不気味な音が何度も鳴り響いたその夜、ほとんど眠れないまま朝を迎えました。
あの日から、私の中で「日常」という言葉の重みが、それまでとは全く違うものに変わったような気がします。
3月11日は「いのちの日」「おうえんの日」
3月11日は、震災の教訓を忘れないための「いのちの日」であり、被災地や命を守る活動を支援する「おうえんの日」でもあります。
15年という歳月は、当時の記憶を少しずつ遠ざけてしまうかもしれませんが…
命の尊さと、いつ起こるかわからない災害への備えについて考えることは、私たちが今この瞬間を生きているからこそ、決して止めてはいけないことだと思います。
「備え」は、自分と大切な人を守るための約束
「備え、できていますか?」
水や食料の備蓄、避難経路の確認。当たり前だと思っていることが、いざという時に自分や大切な人の命を救う鍵になります。
3.11という日は、悲しみを思い出すだけでなく、これからの「命」を守るための決意を新たにする日であってほしいと願っています。
改めて、みなさんも身近な「備え」を見直してみませんか。